どうも、卓球絵描きタクガキです。
以前、とあるオープン大会に出場した
時のことです。
相手は中学生の男子、
フォア裏、バック粒の変則的な
スタイルで、とても強かったのですが、
試合をしているうちに慣れてきたことも
あり、フルゲームに持ち込むことが
できました。
そして、最終ゲームも、ジュースに
までもつれます。
テンオールで僕のサーブ。
これまでの展開で、バックへのロングサーブ
が有効だと感じた僕は、ひたすら
ロングサーブを多用していました。
そして最後までそれに頼るしかない
と判断します。
相手のバックに深く、台の端ギリギリ
を狙ったロングサーブ。
痛恨のサーブミス・・・
なんだけど、今、台から出るより先に、
エンドラインの内側でラケットに
当たらなかった?
だとしたらこっちの得点になるはず。
きわどい所でしたが、審判の人も
そう感じたようで、微妙な空気が
流れます。
相手の子はアウトを主張しますが、
問題はサーブがアウトかインかではなく、
ボールがラケットに当たった位置です。
とはいえ、
「卓球界のジョン・レノン」の異名を
持つほどの平和主義者の僕です。
もめて後味悪くなるのもイヤなので、
微妙な判定なら譲ることに
しています。
僕が何も言わずにいたので、
審判の人はちょっと首をかしげながら
も相手に点を入れました。
そして、その後、僕は試合に負けました。
すると、試合後、審判をしてくれていた
人が・・・
あ~あ、
審判の人に気ぃ使わせてしもたか・・・
負けた悔しさと、
勝てたのに勝ち切れなかった
不甲斐なさと相まって、
僕の卓球人生の中でもトップクラスの
モヤモヤの残る試合となって
しまいました。
今となっては、ちゃんと主張すれば
よかったと後悔しています。
「サーブミスだとしても、
エンドラインより内側でボールに
触れたらこちらの得点になる。
僕だけじゃなく、審判にもそう
見えてるんだから、こちらの得点に
なるのが妥当だよ。」
と、ちゃんと説明してあげれば
よかったと。
その方が相手のためにもなった
だろうし。
楽しさ優先の平和主義も
いいけれど、試合では審判という
第3者も加わるので、
主張すべきことは主張すべき、
と思ったできごとでした。
〇今週のアイキャッチ〇
ジョン・レノン
真心ブラザーズの
「拝啓、ジョン・レノン」という曲が
あるのですが、
歌詞の中で、同氏のことを
「あの夢想家」
「バカな平和主義者」
と表現している部分があります。
20年以上前の作品ですが、
この歌詞の意味が今わかった
ような気がします。